更年期のめまい、ふらつきの原因は?その対処法と改善策

ごきげんよう!冬美姐さんです。

「急にめまいがしてびっくりした」なんてことはありませんか?

更年期になると急にめまいがしたり、ふらついたり、それに伴って耳鳴りがしたなどという声はよく聞きます。

めまいがする女性

冬美は出てくる数ある症状の中でも、このめまいは最もつらい症状のひとつです。

仕事中だろうが買い物中だろうが容赦なし。最悪は車の運転中にでも襲ってくる始末…
路側帯など車が停めれる場所にすぐ移動してやり過ごしたこともあります。

めまいやふらつき、立ちくらみ、耳鳴りは更年期によくみられる不調ですが、症状がひどくなると普段の生活に支障が出てしまうこともあります。

突然起きるめまいの原因、対処法、改善策を探っていきましょう。

更年期でめまい、ふらつきが起こる原因

更年期の症状としてめまいに悩んでいる人は決して少なくありません。

更年期になると女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減少します。この変化に脳が対応できず、自律神経のバランスが乱れます。

自律神経が乱れると血管運動機能に障害が生まれ、血圧が不安定になります。
すると目や耳からの情報が脳にうまく伝わらなくなり情報を適切に処理することができなります。
そのため、めまいやふらつきといった症状が現れるのです。

また更年期は40代後半から始まることが多く、この年代は子育てや仕事など生活に変化が多い時です。
ストレスによっても自律神経は乱れますので、ストレスを感じやすい年代の方にめまいの症状が現れやすいのもうなずけますね。

更年期のめまいは「回転性めまい」と「浮動性めまい」「立ちくらみ」などのタイプに分けられます。

<めまいのタイプ別症状と原因>

「回転性めまい」
・天井がぐるぐると回って見える
・まっすぐ歩けなくなる
・平衡感覚をつかさどる「三半規管」に障害が生じると起こる

「浮動性めまい」
・ふわふわ浮いているような感覚
・目の焦点が合いづらい
・耳石器と呼ばれる加速度や重力をとらえる器官に障害が生じると起きる

「立ちくらみ」
・立ち上がった時に目の前が一瞬暗くなる
・血の気が引く感じがする
・低血圧や体内の血流の悪さなどから引き起こされる

このように、めまいは自律神経の乱れによって引き起こされます。また他にも疲労やストレス、血行不良などめまいの原因はさまざま考えられます。

突然めまいが起きた時の対処法

すぐに治まるめまいは心配がないことが多いとはいえ、いざめまいが起きると、とても気持ちが悪いし対処に困りますね。
めまいが起きた場合は、無理に動こうとせずその場に座ってじっとすることが大切です。

中には周りに迷惑をかけまいとする気持ちから無理をして我慢しようとする人もいますが、無理をすると転倒したりすることもあるので必ず安静にすることです。

その場に座るか可能であれば横になって症状が落ち着くまでじっと安静にしていましょう。
めまいが和らぐ自分なりの姿勢や頭の角度がありますので自分が一番、楽になりそうな姿勢で症状が治まるのを待ちます。

また、脳の混乱を避けるためにもできるだけ視覚や聴覚からの情報を絶ちましょう。

冬美の場合
いきなり頭の中がグルグルという音がするかのように、目の玉が高速回転するかのようにめまいが起きます。
自宅や横になれる環境の場合、すぐ横になってうずくまり、過ぎ去るのを待っていました。
目を開けているとあらゆるものがまわってむちゃくちゃ気持ち悪いので目はしっかり閉じて何も見ない、何も考えない、ひたすら無になるという状態でやり過ごしていました。
横になっても尚更まわる感じがした時は、反対側を向くと楽になることもありました。
起きためまいによって楽になる頭の角度等が微妙に違うので、頭の向きをほんの少し変えてみるのもいいかもしれません。
<急にめまいがしたときは>
・その場に座るか横になってじっとしている
・視覚や聴覚からの情報を絶つ
・自分なりの楽になる姿勢で安静にする

もし職場や外出時の人込み等でめまいが起きた場合は、まず安全な場所に移動をし、何かにつかまって転倒などしないように気をつけましょう。

更年期になるとめまいはそれほど珍しいものではなく、あまり心配はいりませんが長引いたり何か異変を感じたなら医療機関を受診しましょう。

つらいめまいの改善方法

突然起きる「めまい」はほんとうにつらいものです。「また急にめまいがしたら…」と思うと外出するのも億劫になってしまいがちです。
少しでも更年期のめまいなどの症状を和らげるために、日常的にできることは何でしょうか?

生活習慣の改善

更年期症状の大きな原因である自律神経の乱れを整えるためには毎日の生活習慣を正すことが大切です。
十分な睡眠や適度な運動などを心がけ規則正しい生活をするのが理想です。

特に血流が悪くなると、更年期の諸症状が悪化することもありますので適度な運動は毎日の生活の中に摂り入れましょう。

バランスのとれた食生活

更年期のつらい症状を改善するには適度な運動と十分な睡眠に加えてバランスのとれた食生活を心がけることが大切です。

女性ホルモンとよく似た働きをする「大豆イソフラボン」を補うためには豆腐、味噌、納豆などの大豆製品を。

血行を良くする働きがあるビタミンEを多く含む食材はかぼちゃ、アボカド、ナッツ類。

ホルモンバランスを整える亜鉛を補うには牡蠣、レバー、ごまなどを。

自律神経の働きを維持する作用があるビタミンB1を多く含む食材には豚肉、レバーなど、ビタミン12はあさり、牡蠣などに多く含まれます。

更年期のイライラ緩和に有効なビタミンCを補うにはレモン、イチゴ、ほうれん草、ブロッコリーなど。

このような食材をバランスよく取り入れ3食きちんと適量食べることが大切です。
偏食したり食事を抜いたりすると自律神経が乱れやすくなるので規則正しい食事を心がけるようにしましょう。

めまいに効果的な漢方薬を試してみる

更年期のめまいを緩和するには漢方薬の服用も効果的です。
漢方薬は体質や症状にあったものを飲むことが大切なので、漢方専門医や婦人科の医師に診てもらい処方してもらうようにしましょう。

ちなみに冬美が飲んでいた漢方薬はこちらです。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
→めまいの他にも肩こり、頭痛、のぼせなどの症状を和らげる効果

・当帰芍薬散料(とうきしゃくやくさんりょう)
→めまい、耳鳴り、動悸、疲労などの症状を和らげる効果

専門医に処方してもらって飲んでいました。
速攻に効くといった感じはありませんがじわじわと効いてきて気がついたら「なんだか楽」という感じです。

漢方薬は味、匂いが独特なので苦手な人も多いですが冬美はまったく平気で水なしでも飲めるくらいです。
苦手な人はもっと手軽にケアできるサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

40~50代のめまいは更年期が原因で引き起こされていることが多いです。
つらいめまいを緩和するためには更年期の症状を改善することです。
早寝早起き、バランスのとれた食事、適度な運動などを心がけストレスのない生活を。
自分の体は自分で大事にしていきましょう。

それでは

どうぞお元気でお過ごしください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする