ごきげんよう!冬美姐さんです。
更年期以降、特にアフター更年期の女性が気をつけなければならないことのひとつが骨粗鬆症です。
骨を守っている女性ホルモンが激減する閉経以降は骨の量が急激に減り始め骨が弱くなり骨折などのリスクが高まります。
ちょっとしたことで骨折したりなんてことになるとたまったもんじゃありません。
骨粗鬆症の予防には対策がいろいろとありますがその中でも超お手軽な「かかと落とし」。
>アフター更年期を迎えた女性は要注意!骨粗鬆症対策は今すぐ始めよう
いつでもどこでも簡単にできるたったこれだけのことが「骨粗鬆症」の予防になるならやらなきゃ損!損!
そんな「かかと落とし」について探っていきましょう。
かかと落としとは?
冬美が今、毎日やっていることのひとつに「かかと落とし」があります。
かかと落とし??
あの格闘技の足を振り上げてかかとを落とし、相手を攻撃するやつ・・・ではないですよ…
つま先立ちをしてストンとかかとを落とすだけの簡単体操なんです。
骨にいいということで何気にやっていたのですが調べてみると驚きました。
たったこれだけのことで?と不思議なくらいの威力なんです。
<かかと落としのやり方>
1.まっすぐに立ち背筋をのばし、両足のかかとをできるだけ上げる
2.両足のかかとを体の重みを伝えるように強めに落とす
えっ??これだけ?
はい、これだけです。
かかとを床に落とす衝撃が太ももの付け根の骨に伝わり、骨全体を強くしてくれるのです。
1日に30~50回程度を目安に行いましょう。
体重を利用して骨を直接刺激するかかと落とし
骨が再構築される際に分泌されるたんぱく質に骨ホルモン(オステオカルシン)が含まれていますが、この物質が健康に重要な役割を担うことがわかっています。
骨は負荷がかかるほど、その力に耐えられるように骨を作る細胞が活性化しますので、骨の再構築を促せば血液中に骨ホルモンを増やすことができるということなんです。
骨の質を強くして骨量を増やすように働きかけると、古くなった骨の表面は一度壊され新しく作られます。その上にミネラルが沈着して太くて丈夫な骨が出来上がっていきます。
実際に成長期にジャンプ系の多いスポーツ(バレーボールやバスケ、陸上競技など)を続けていた人は大人になっても骨が丈夫であることがわかっているそうです。
<骨が丈夫になるしくみ>
・ジャンプなどによって強い衝撃を受ける
↓
・その負荷に耐えられるように骨が再構築する
↓
・強い骨に作り替えられる
このように骨を直接刺激することによって骨は強く丈夫になっていくのですが、私たちのような更年期世代の女性は、激しいスポーツを急にすることは難しいですよね。
そこで簡単に骨に直接刺激を与えられる方法が「かかと落とし」なんです。
かかとをストンと床に落とすことで、体重を利用して骨に刺激を与えることができ、骨を鍛えてくれます。
骨ホルモン「オステオカルシン」はスーパーホルモン
骨を作る過程で分泌されるたんぱく質「オステオカルシン」というホルモンは血液中を巡り、全身の臓器に運ばれ多くの臓器の働きを活性化するそうです。
<オステオカルシンの健康効果>
・血糖値が下がる
・認知機能の向上
・動脈硬化を防ぐ
・免疫力がアップする
・メタボや肥満の予防
・代謝が上がる
・シワ、たるみを防ぐ
など驚きの健康効果があるそうです。
このように多岐にわたる骨ホルモン「オステオカルシン」を体内で増やす方法が「かかと落とし」運動です。
たったこれだけの運動でこんなにも健康効果が期待できるので、更年期以降の女性にはぜひやってみましょう。
余力のある人は「両足ジャンプ」にも挑戦
「かかと落とし」も十分骨を強くしてくれる運動ですが、まだ余力のある人は「両足ジャンプ」もやってみましょう。
裸足で両足でジャンプするだけの運動ですが、1日に50回を週6日続けた女性では五カ月後に大腿骨付け根の骨密度が2.8%上昇したという研究報告もあるそうです。
跳び上がる高さは平均で8.5㎝程度だそうですが、自分が最もやりやすい、適度な高さを跳ぶといいと思います。
ひざが悪い人やひざが痛くなりそうな人はくれぐれも無理をしないようにしましょう。
冬美もやっています
冬美は仕事の合間や家事の合間などに、気がついたらストンストンとかかと落としをやっています。
30回もするとふくらはぎがかなりきつくなってきます。ということはふくらはぎの筋力も鍛えられているということではないでしょうか。
始めた頃は筋肉痛になり、歩くのもつらかった時がありましたね。
最近ではやらないとなんだか落ち着かないくらいになりました。これをやるようになってから腰痛が緩和されたように思いますし、足のむくみが気にならなくなりました。
(ジャンプは少々キツいので時々しかやってませんが・・・)
何をやっても続かない冬美でも「かかと落とし」は続いています。それだけ簡単、手軽にできる運動なのでぜひ続けてくださいね。
まとめ
アフター更年期の女性にぜひ続けてほしい運動が「かかと落とし」です。
骨量の低下を抑えたり、骨量を増やしたりするとガイドラインで認められている運動なので骨粗鬆症予防のためにも積極的に取り組みましょう。
このような簡単な運動から始めて、慣れてきたらジョギングやエアロビクスなどに挑戦してみるのもいいかもしれません。
運動はやっただけ成果が出ますが、やめると元に戻ってしまいます。こつこつと続けることが大切です。
生涯若く元気でいるために、普段目に見えない骨ですがきちんとケアしてあげましょう。
それでは
どうぞお元気でお過ごしください。