ごきげんよう!冬美姐さんです。
「更年期になって肩こりがひどくなった」
という人はとても多いようです。以前から肩こりはしていたという人はもちろん、肩こりはしないという人まで「肩が痛い、重たい」と言われたりします。
肩こりはしないという人は「肩がこる」という概念がないため、「痛い」とか「重い」という表現になるのかもしれません。
肩こりがひどくなると頭痛がしたり、首がこって回らなくなったり、腕が痛くて上がらなくなったり吐き気がしたり・・
肩こりがすると、仕事も家事もはかどらない。何をするのもおっくうになってしまいますよね。
更年期にひどくなる肩こり、首こりの原因と対処法を探っていきましょう。
目次
更年期に肩こりがひどくなる原因
肩こりとは、肩の筋肉がこわばり、はりや痛み、だるさや重苦しい感じがする症状のこと。
不自然な姿勢やストレスによって肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで疲労物質がたまったり、ビタミンの補給がうまくいかなくなったりすることで引き起こされます。
更年期に入ると、女性ホルモンの分泌が低下するため、ますます血流が悪くなりがちになります。そのため、肩回りの筋肉に疲労物質がたまりやすくなります。
また、加齢や長年の疲労により、頭を支えてきた筋肉や骨の機能が低下するのも原因のひとつです。
筋肉疲労や骨密度の減少が現れるのが更年期の時期と重なってくるのが、更年期になると肩こりがひどくなる理由でもあります。
他にもこんなことが肩こりの原因
・長時間のパソコン作業
・長時間のデスクワーク
・細かい手作業
など、多くの人は作業の時、首を少し前に突き出す姿勢になってしまします。
また両肩を少し前にすぼめる姿勢にもなり、このような姿勢を続けていると、肩と首の筋肉が緊張し血流が悪くなり、肩こりを引き起こします。
・体が冷えることも原因
体が冷えると筋肉が緊張状態になり、全身の血行が悪くなります。それによって肩や首のこわばりが増します。
このように主な原因は
- 不自然な姿勢や同じ姿勢
- 眼精疲労
- 運動不足
- ストレス
- 加齢
などとなります。
肩こりは頭痛やめまい、吐き気などを引き起こすこともあり、ほんとうにつらいものです。
肩こりがする人は早めの対処を心がけたいものです。
肩こりを防ぐ5つのセルフケア
肩こりを軽減させるためには日頃からこまめなセルフケアをしていきましょう。
日常の生活の中で、簡単にできるセルフケアの方法を5つご紹介します。
1.同じ姿勢を続けない
肩こりは、パソコン作業など頭が前に出る前かがみの姿勢を長く続けると起こりやすくなります。
予防するには、まず「同じ姿勢」を続けないようにし、こまめに肩や首周りの緊張状態をほぐすこと。
肩や首をゆっくり回したり、1時間に一度は立ち上がり背伸びや軽い屈伸をするなどの方法で全身の血流を改善することも予防になります。
肩がこっているときに急激に動かすと、余計に傷めたり筋違いなどを起こす可能性がありますので、力を抜いてゆっくりと無理のない範囲で動かしましょう。
肩こりを解消する簡単な体操
・肩の上げ下げ
1)背中を伸ばし息を吸いながら両肩を上に向かってゆっくり上げる
2)両肩を最大限に上げたら息を吐きながら力を抜いてストンと落とす
3)上げ下げする動きを10回繰り返す
・肩を前後に振る
1)水を入れたペットボトル(500ml程度)を用意する
2)それを持ち、振り子の様に前後に動かす
・両腕を大きく前まわし、後ろ回しと前後に回す
2.ときどき目を休ませる
肩こりの原因になる眼精疲労の予防にはときどき目を休ませることが大切です。
目薬をさしたり、1~2分間目を閉じて休ませるのも効果的。
また窓の外など遠くを眺めるだけでも目の緊張を和らげることができます。
更年期の年代になると動体視力も低下するため、パソコンのスクロール画面を直視することは避け、視線を少しそらすだけでも目の疲れを軽減できます。
3.適度な運動やストレッチをする
肩こりを感じるときは、血流が悪くなっていて疲れやすい状態になっています。そんな時はストレッチや適度な運動をすることを心がけて。
肩こりの予防には筋肉を動かすこと。背伸びや軽い屈伸運動、散歩やウォーキングなどは全身の血流がよくなるので定期的に行いましょう。
4.ストレスをためない
ストレスも肩こりの大きな原因です。ストレスによる肩こりの解消にも運動は効果的です。
体を動かすと血流が改善されるだけではなく気分転換にもなります。
ストレス性の肩こりは女性に多いので落ち込みやすい女性は注意が必要です。毎日の生活の中に運動や楽しみを取り入れて肩こりを起こしにくい体づくりを心がけましょう。
5.入浴で血行を促す
肩こりは肩や周辺の筋肉が緊張し血行が悪くなっているのが原因ですので入浴によって血行を促しましょう。
40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり肩までつかり、十分に体を温めましょう。
熱めのシャワーを首に当てながら首を回したり、肩にかけながら肩を回すのも効果的です。
冬美の場合
冬美はもう若い時から肩こりがひどく、よく家族にもんでもらったりたたいてもらったりしていました。更年期になるとさらにひどくなり、頭痛、吐き気などはもう日常茶飯事。
湿布を貼ったり、ひどい時には鎮痛剤のお世話になることもしばしば…
よくマッサージにも通っていました。とにかくきつくもんでもらいたくていつも「強くしてください」とリクエストしていました。
「こんなにこってたらしんどいでしょう?」とよく言われていましたね。
一時期、漢方薬も服用していました。
冬美が婦人科で処方されて飲んでいた漢方薬
・五積散(ゴシャクサン)
→胃腸の働きを助け、神経や関節の痛みと冷えをやわらげる
飲みはじめると割と楽になりました。
今も肩こりには悩まされていますがリンパケアをするようになって少し緩和されてきたように思います。
きついマッサージをしてもらうと、その時は気持ちよく2~3日は楽になりますが、その後は前にも増してコリがひどくなっていくような感覚でした。
リンパケアに関してはまたの機会に取り上げたいと思います。
お風呂にゆっくりつかって体を温めたり、簡単な運動やストレッチをしたりしながら肩こりと付き合っていっています。
毎日運動を続けることは大変なので、お家でできる簡単なストレッチを1分程度するだけでも違いますよ。
まとめ
慢性的な肩こりはほんとうにつらいものです。つらい肩こりは我慢したり放置したりせずにこまめにケアをしていきましょう。
どうしてもつらいときは、医療機関を受診することも必要です。
肩こりは何かをしたらすぐに治るというものではありませんが日頃からの心がけで少しでも楽に過ごしたいものです。
肩こりでつらい自分のためにできることをしていきましょう。
それでは
どうぞお元気でお過ごしください。