中高年の頻尿、尿漏れ対策は尿漏れパッドより膀胱力を高めること

ごきげんよう!冬美姐さんです。

困っている女性

尿もれ?

アフター更年期以降の中高年のお姉さま方、頻尿、尿漏れで悩んでおられませんか?

すぐトイレに行きたくなる、ふとした拍子に漏れてしまう…

こんなことでは毎日の生活が楽しめませんよね。

でも、40歳以上の8人に1人が排尿の問題を抱えているというデータもあります。

テレビで関連グッズのCMもよく目にしますよね。それだけ悩んでいる人が多くニーズがあるということではないでしょうか。

年代が上がればもっと割合は高まり80歳以上だと4割近い数値になるといわれています。

ただ、デリケートな問題なので、なかなか悩みを口にしない人もいるのではないでしょうか。

実際はもっと多くの人が悩んでいるかもしれませんね。

年齢が上がってくると、程度の差こそあれ誰にでも起こることです。

単に尿もれパッドでしのぐだけではなく膀胱力を高める努力が必要ではないでしょうか。

関連記事>更年期女性が悩む尿漏れ、頻尿の原因と対策

まずは排尿のしくみを知っておきましょう

腎臓でつくられた尿はいったん膀胱に溜められ、半分ほど溜まったあたりから脳に信号が伝えられ、排尿するか我慢するかの判断を下すことになります。

「排尿する」となれば、脊髄をとおして指令が送られ、膀胱がポンプのように収縮して尿を押し出します。

この膀胱の筋力が老化により低下すると伸縮性が失われて尿をあまり溜められなくなります。

そのことが度々尿意を覚えるような排尿障害の原因のひとつになります。

また、尿を押し出す力も弱まるので、排尿しても膀胱に尿がたまってしまいすぐに尿意を覚えてしまうこともあります。

今、トイレから出たばかりなのにまた行きたいなんて経験ありますよね。

また女性の場合、歳を取ると子宮や膀胱、骨盤底筋が緩み、内臓の位置が下がってくる
「下垂」が起こります。

この下垂した内臓が骨盤の狭いところにはまり、子宮がそれでなくてもおとろえている膀胱を圧迫して、頻繁に尿意を覚えてしまうことになります。

詳しくはこちらを参考にしてください

花王ヘルスケアナビ

メンタル面も頻尿を助長します

女子トイレのイメージ

とりあえず行っておこう

脳が膀胱からの信号を受け取り、脳が判断して排尿の指令を出すわけですから、メンタル面での影響も大きく関わってきます。

頻尿、尿漏れを経験すると、排尿に対して過敏になり、自信もなくなってきます。

特に外出先では不安が大きくなり、トイレを見つけると行きたくなくても「とりあえず行っとこう」とか、「今のうちに行っとこう」となり、ますます頻繁にトイレに行くことになります。

ついにはまだ膀胱に余裕があるのに不安になっただけで尿意をもよおし、トイレに駆け込むことに…

肉体的な衰えから排尿機能が低下することで、メンタルもそれに引っ張られてバランスを崩し、それがさらに排尿障害を加速させるというまさに悪循環の始まりです。

排尿障害の要因は

  • 膀胱の筋力低下
  • 内臓による圧迫
  • メンタルなどの要因

が複雑に絡み合って起こるため非常に対処が難しい症状といえます。

頻尿の定義ですが、一概にはいえませんが夜中に2回以上トイレに行き、生活に支障をきたすのが夜間頻尿。昼間は8回以上が頻尿、排尿障害の目安になります。

自分の膀胱力を信じ高めよう

骨盤底筋体操

骨盤底筋体操

年齢が上がってくると頻尿になったり尿漏れしたりなんてことが仕方ないと思ってあきらめていませんか?

すぐにトイレに行きたくなったり尿漏れしてしまっていては何事も楽しめませんよね。

ここはひとつ、骨盤底筋体操膀胱トレーニングで快適な毎日を送れるようにしたいものです。

骨盤底筋体操

内臓の下垂を改善するには「骨盤底筋体操」がおすすめです。

夜寝る前、または朝、布団の中で仰向けの姿勢のまま、お尻の穴を締めるように力を入れながら軽くお尻を持ち上げます。

数秒お尻を持ち上げた後、楽にします。これを10回ほど繰り返します。

膀胱トレーニング

「膀胱トレーニング」とは、トイレに行きたくなっても5~10分だけ我慢するという簡単なものです。

これは膀胱の機能回復とメンタル改善の両方に有効とされています。

膀胱にはもっと尿を溜める能力があるにもかかわらず、すぐに尿意をもよおしてしまうのが頻尿のよくあるパターンです。

そこを少し我慢することで膀胱が尿を溜める機能を呼び起こします。我慢する経験を重ねることで、不安からすぐにトイレに行きたくなるスイッチが入ってしまう習慣を脱することにつながります。

自分の膀胱力に自信がなかった状態から信頼を取り戻すメンタルのトレーニングにもなります。

適度な水分補給は必要です

水

適度に水分補給しましょう

トイレに行きたくなるからとあまり水分をとらない人がおられますが、極端な水分の制限は危険です。

腎臓を守るためにも水は必要なので1日に1~1.5リットルは飲むようにしましょう。

ただし、夕方からは少し控えめにし、カフェインやアルコールは避けたほうがよさそうです。

排尿障害は原因もさまざまで、それらが絡み合うことも多いのでなかなか対処法を見つけにくいのも現状です。

お悩みの人は「悪循環」になる前にお医者様に相談することをおすすめします。

まとめ

歳をとればある程度の排尿障害は仕方のないことかもしれませんが、夜中に2回も3回もトイレに行くようでは昼間の生活に支障をきたしてしまいます。

昼間も常にトイレのことばかり考えていて、近くにトイレがないかもという不安から外出もままならないようでは生活を楽しめません。

まだまだこれから楽しみもいっぱいあるのに映画やコンサートも楽しめないような生活はいやですよね。

これからの生活を維持するためにも「膀胱力」を高める努力はしておきたいですね。

それでは

どうぞお元気でお過ごしください。

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